シンプルテイストは、モノトーンで作るシンプルな可愛い部屋です。清潔感があり、スタイリッシュな印象のため、男女問わず好まれるスタイルでしょう。ピンクやパステルカラーなどの鮮やかな色を好まない人、暖色系には少し抵抗があるという人におすすめのテイストです。
色味がシンプルなので家具や小物で個性を出したり、素材のあたたかみを活かしたりすると良いでしょう。シンプルな中にデザイン性のあるものを取り入れることによって、お気に入りのアイテムをより引き立たせることができます。また、あまり配色を気にしなくていいため、初心者におすすめのスタイルです。

プロヴァンスとはイタリアと地中海に接するフランス南東部にある地域のことをいいます。プロヴァンステイストの部屋は、開放的でゆったりとした地中海リゾートを想像すると良いでしょう。海をイメージしたブルー系、太陽をイメージしたオレンジ系やイエロー系、プロヴァンスの特産品でもあるラベンダーの色など、明るく爽やかな色使いがポイントとなります。また、鮮やかな色だけでなく、木材やレンガ、タイルなど、あたたかみを感じる素材を融合したスタイルです。
田舎風の素朴さを出すことがプロヴァンステイストに仕上げるポイントのひとつです。古びた木材や少しくすんだ色などを取り入れると、落ち着いた大人の可愛さにぐっと近づきます。

アンティークテイストは、ヨーロッパの貴族が住んでいた部屋のインテリアがベースになっています。重厚感とあたたかみを兼ね備えた、格式の高さを感じられるテイストです。長い歴史を経た古い美術品や工芸品を取り入れることによって、高級感が増し、大人の雰囲気を演出してくれます。
家具のセレクトによっては、少し堅苦しくなってしまうことがありますが、猫足の家具など曲線を取り入れると女性らしい空間になります。クラシックホテルやヨーロッパの歴史的な建物が好きな方におすすめです。

北欧はシンプルかつナチュラルが特徴のテイストです。色味の明るい木材に、鮮やかなビビットカラーをアクセントとして合わせることで、シンプルなだけではなく、遊び心のあるメリハリのきいた空間になります。
北欧テイストと一口にいっても色々なバリエーションがありますが、おもに「モダン北欧テイスト」と「ナチュラル北欧テイスト」に分けることができます。「モダン北欧テイスト」は、シンプルで飽きのこないスタイリッシュな印象、「ナチュラル北欧テイスト」は、落ち着いたやわらかい雰囲気のテイストです。

シャビーシックテイストとは、「シャビー=着古した」「シック=上品な」という一見かけ離れた２つの単語から生まれた造語です。使い込まれていて古めかしいけれど、おしゃれな味わいのある上品なテイストを指します。
アンティークテイストと似た点もありますが、シャビーシックテイストは白を基調とした色使いなので、アンティークテイストより軽く爽やかな印象があります。淡い色ややわらかなアイテムを使うことで、重たくしすぎずエレガントに見せるのがポイントです。

ベース：白、アイボリー
アクセント：黒、グレー

モノトーンを基調としたシンプルテイストの部屋には、白をベースに黒を掛け合わせるとよいでしょう。ベースの白をアイボリーにしたり、アクセントカラーをグレーにしたりすると、あたたかみのある印象に変えることができます。また、色味がほしい場合は、観葉植物などを利用してナチュラルなカラーを取り入れましょう。

ベース：白、オフホワイト、ベージュ、明るいブラウン
アクセント：鮮やかな青・オレンジ・黄、タイル柄

田舎の素朴さを出したいプロヴァンステイストの部屋は、白と木材などの自然素材をベースにすると、ぬくもりを感じる空間になるでしょう。その中に、鮮やかな青やオレンジなどのビビットカラーをアクセントとして使うことで、地中海リゾートの雰囲気を出すことができます。また、モザイクタイルやレンガなどのアイテムを取り入れると手づくり感がプラスされ、よりプロヴァンステイストに近づくでしょう。

ベース：ダークブラウン
アクセント：ゴールド、紫、からし色、強いピンク

大人の落ち着いた印象のアンティークテイストの部屋は、深みのあるダークブラウンがベースになります。ただし、ダークカラーだけになってしまうと、部屋が暗く、圧迫感のある印象になるため、アクセントとしてゴールドを入れると明るく女性らしい雰囲気になります。アクセントカラーには、ダークブラウンに負けない強さの色を選びましょう。秋や冬のファッションをイメージすると、配色がしやすいかもしれません。

ベース：白、アースカラー（ベージュ・グレー・カーキなど）
アクセント：明るい色、テキストスタイル

北欧テイストの部屋は、白やアースカラーの中に青・緑・オレンジ・黄などの明るい色を入れると、シンプルながらも明るく華やかな印象になります。あえて複数のアクセントカラーを取り入れることで、遊び心のある子ども部屋のような可愛い雰囲気にすることもできます。

ベース：白、アイボリー
アクセント：くすみピンク、グレー、花柄

白やアイボリーをベースにし、アクセントとしてくすんだ色を取り入れるとシャビーシックテイストの部屋になります。ビビットな色ではなく、さびたり、かすれたりしたような色を取り入れることで、効果的に抜け感や味を演出することができます。また、柄物を取り入れる際は大胆なデザインより細かい柄を選ぶとよいでしょう。

家具：装飾の少ない白の家具
アイテム：ハイファッションブランドのコスメ、モダンアートがデザインされた雑貨、観葉植物、ワイヤーネット、ポスター、サインプレート、アイアン

シンプルテイストの部屋に置く家具は白をベースとし、デザインが複雑すぎないものを選ぶとよいでしょう。ポイントとして飾る雑貨は、アメリカンテイストでモダンなものが合います。真っ白な部屋の中にカラフルで大胆なアートを飾れば、強いアクセントとなり、アーティスティックでワンランク上の部屋に変身します。

家具：カントリーテイストの家具、モザイクタイルのある洗面台、アーチ型のドア、パイン材を使用したドアや床
アイテム：テラコッタタイル、石造り風の外壁、レンガ、レースのカーテンやテーブルクロス、鮮やかな色のクッション

パイン材を使用した家具をベースに、モザイクタイルやレンガ合わせれば、やわらかで可愛いプロヴァンステイストを演出できます。また、木目のドアにアイアンの取手を取り付けるなど、異質な素材を少しプラスすると都会のテイストがミックスされ、今どきの田舎風になります。ちょっとした小物はDIYで用意してみてもよいでしょう。より味わい深い部屋になります。

家具：使い込まれて味わいの出た机、レザーやベロア生地のソファー・椅子、鏡、猫足家具、シャンデリア
アイテム：トランク、ドライフラワー、アフタヌーンティーセット、ステンドグラス風ライト、カーテンタッセル、額縁

アンティークの家具を置けば、当然アンティークテイストの部屋になりますが、可愛いアンティークテイストを目指すのであれば、やわらかさや明るさを取り入れることが大切です。たとえば、鮮やかな色のベロア生地が使われた椅子や、カラフルなカーテンタッセルなどをポイントとして加えてみましょう。掘り出し物探しに、アンティーク市に出かけてみるのも楽しいですね。

家具：明るい色の自然素材の家具
アイテム：ファブリックパネル、パターン柄のクッションやラグ、カラフルな色や柄の壁紙、ペンダントライトやテーブルランプなどの間接照明

自然素材の家具に、植物や動物がデザインされた雑貨を合わせると北欧らしいテイストになります。北欧の家具を取り扱っているブランドは数多くあるので、その中から選ぶとよいでしょう。柄や色使いが大胆なファブリックにもチャレンジしたいですね。

家具：白のワイヤーベッド、すのこを使った収納
アイテム：グリーン、海外のファッション雑誌、多肉植物、ドライフラワー、鳥籠、レース、フェザー

シャビーシックテイストの部屋に置く家具は、白で少し装飾のあるものを選べば、重すぎないクラシックになります。色付けをした後にやすりをかけたすのこや、少しさびた鉄でできた鳥籠など、使用感をあえて出すのがポイントです。また、レースやフェザーが使われた雑貨で、随所に女性らしさをプラスしましょう。

部屋の中で快適に過ごすのに湿度は重要なポイントです。エコカラットプラスは、部屋の湿度が高くなると湿気を吸い、湿度が低くなると湿気を出します。雨の日のじめじめや乾燥などの湿度変化が少なく、年間を通して快適に過ごすことができます。自然と心地よい空間をつくってくれるのが魅力です。エコカラットプラスは、部屋干しの一助にもなります。

可愛い部屋をつくる要素として、ニオイも大事です。アロマディフューザーなどを置くのもよいですが、まずは部屋全体を無臭に近い状態にしなければニオイが混ざってしまいます。
エコカラットプラスには、ニオイの四大悪臭成分とされている、アンモニア（トイレ臭）、トリメチルアミン（生ごみ臭）、硫化水素（タバコ臭）、メチルメルカプタン（ペット臭）を吸着する効果があり、脱臭力は珪藻土よりも優れています。普段から部屋のニオイが気になる人にもおすすめです。

エコカラットプラスは、調湿機能がありながら、水拭きによるお手入れが可能です。コーヒー染み、たばこのヤニ、手あかなどの汚れも家庭用洗剤を使用することで汚れ落ちの効果が高まります。

エコカラットプラスには30種類以上のデザインがあり、カラーバリエーションも豊富です。今回紹介した可愛い部屋のベースは、白やブラウンなど落ち着いたカラーが多くありましたが、もちろんパステルカラーや柄物をベースにしてもが個性的な部屋になるでしょう。今の部屋の雰囲気を保ったまま壁を新しくしたい人も、雰囲気を一心したい人も、ショールームやカタログなどで、そのデザインや機能性をぜひ確かめてみてください。