暮らしの提案

壁をおしゃれにすると印象がガラリと変わる!そのコツとアイデア

公開日:2021.9.30

住まいの印象をあれこれ考えず、手軽に変えるには、壁をおしゃれに装飾するのがおすすめです。この記事では、壁をおしゃれに彩るコツとアイデアを紹介します。おしゃれな実例や施工例を紹介するので、参考にしてみてください。

壁をおしゃれにするコツ

壁面をおしゃれにするコツ

壁をおしゃれに変えるのに、やみくもに装飾すればよいというわけではありません。センスよく仕上げるためには、いくつか押さえておきたいコツがあります。

コツ① 徐々に装飾していく

壁紙やウォールステッカー、アートや棚などアイテムはたくさんあります。しかし、いきなりあれこれとそろえて飾ろうとしても、いまひとつ統一感が出なかったり、ごちゃごちゃした印象になってしまうことも。

まずは少しずつアイテムをそろえて、足しても見栄えを損なわないとイメージできたら、買い足していくことをおすすめします。

コツ② 色味に統一感を持たせる

壁に装飾する際には、家具や壁、床などの色味に統一感を持たせましょう。たとえば、ソファーやラグがダークな色調ならば、壁に飾るアートのフレームも暗めの色にそろえます。テーブルや椅子が温かみのある木製品ならば、壁に取り付ける棚も木目調のものを選ぶと、洗練された空間になりますよ。

コツ③ 飾るところ飾らないところを決める

コツ③飾るところ飾らないところを決める

スペースが空いているからといって、部屋の壁すべてに雑貨などを飾るのはおすすめしません。物が多すぎると、落ち着かない空間になってしまうためです。

家具の配置など部屋全体とのバランスを考え、壁を飾る場所と飾らない場所を決めましょう。メリハリをつけることで飾った場所がより目を引き、おしゃれさが際立つようになります。

コツ④ 収納できるものだと一石二鳥

壁の装飾品のなかには、棚など収納機能も兼ね備えたものもあります。こうしたおしゃれで実用的なアイテムも活用してみましょう。

本や雑誌、CDなどかさばりやすいものも、壁面収納ならばすっきりと片付けられます。また、観葉植物やお気に入りの食器などを飾って「見せる収納」にチャレンジするのもおすすめです。

おしゃれな壁にするアイデア

壁をおしゃれに飾るコツを押さえたところで、今度は具体的な方法について見ていきましょう。ここからは、おしゃれに壁を飾るアイデアやポイントをアイテム別に紹介します。

壁紙・色を変える

壁紙・色を変える

最初に紹介するこちらは壁一面を大胆な花柄で彩ったコーディネートです。白を基調としたインテリアに、華やかでドラマティックなアクセントが加えられています。

甘すぎず上品な色調の壁紙に合わせて、ローテーブルのモダンなデザイン、パープルやグレーといった落ち着いた色のクッションなどの家具や小物をそろえることで、ラグジュアリーな印象に仕上がっていますね。このように、壁紙の色や柄次第で部屋の雰囲気がぐっと変わります。

タイルを張る

キッチンやバスルームの壁にタイルを張るのもおすすめ。家具を置かないのでシンプルになりがちな空間も、一気にカフェのようなおしゃれな雰囲気に変わります。

写真のように壁一面をタイルにすれば、派手になりすぎず、イメージチェンジができますね。部分的に張って、インテリアのアクセントにしてもよいでしょう。モダンな雰囲気にしたいのなら黒やグレーなどのダークカラー、清潔感を出したいのなら白色がおすすめです。

腰壁をおしゃれにする

腰壁をおしゃれにする

壁の印象を思い切って変えたいのなら腰壁もおすすめです。腰壁とは、床から大人の腰ほどの高さに木材やタイルなどを貼った壁を指します。写真のように深くツヤのある木材を使えば、ヨーロッパの一室のようなクラシックな雰囲気に仕上がりますよ。

また腰壁は、インテリアのアクセントとなるだけでなく、部屋を快適に保つ機能性も備えられます。たとえば、防水・防臭効果のある素材ならトイレやキッチンを清潔に保てますし、子どもやペットがいる家庭では壁の傷・汚れ防止に腰壁を取り入れるケースもあります。

絵画やポスターを貼る

絵画やポスターを貼る

もっと手軽に壁を飾りたい場合は、絵画やポスターを貼ってみましょう。写真のようにシンプルなインテリアの部屋でも、存在感のあるアートを取り入れるだけでぐっとおしゃれな空間になります。ビビットな色やキャッチーなデザインのポスターなら、空間を一気にアートな雰囲気にしてくれそうですね。

また、絵画やポスターはフレームの有無でも印象が変わります。同系色で揃えたアートフレームにいくつかのアートや写真を飾ってもおしゃれですよ。

ウォールステッカーでデコレーションをする

ウォールステッカーでデコレーションをする

壁紙を変えるのは難しいけれど壁の柄は変えたいという方には、ウォールステッカーもおすすめです。ウォールステッカーとは、シールのように壁に貼れるステッカーで、壁を傷めず手軽に貼ったりはがしたりできます。デザインの種類は、動物や植物、エッフェル塔などさまざま。写真のように立体感のある棚と組み合わせて、質感の違いで遊んでも面白いですね。

棚を取り付ける

棚を取り付ける

壁に棚を取り付けるのも一つの方法です。壁を飾りつつ、物を収納できるのがメリット。たとえば、写真のようにキッチンの壁に取り付けた棚に調味料を並べれば、手に取りやすく見た目もおしゃれに。ほかにも花や観葉植物、インテリア小物などアレンジ方法はさまざまです。棚を取り付ける際には、耐荷重も確認しておきましょう。

ニッチカウンターを付ける

ニッチカウンターを付ける

ニッチカウンターを付けると、さりげないおしゃれ空間ができます。「マニアックな」「狭い」といったイメージがある「ニッチ」ですが、もともとの意味は西洋建築での「壁の凹み」を指す言葉と言われています。

ニッチカウンターとは、語源の通り壁に凹みを作ってしつらえる小さな棚のことです。スペースを取らず、物が収納できて便利です。写真のように独創的なデザインの一輪挿しを飾れば、廊下の一角が美術館のような空間になりますよ。

小窓をつける

小窓をつける

おしゃれなデザインの小窓があるだけで室内の雰囲気が変わるだけでなく、採光や風通しといった点からもメリットが多いです。

また、屋外と室内をつなげる小窓だけでなく、家の壁につける室内窓という選択肢もあります。部屋の見通しが良くなり、お子さんやペットの見守りにも役立つ室内窓は、近年特に注目を集めているリフォーム方法です。

建具の周りを装飾する

建具の周りを装飾する

窓やドアなど、建具の周りの壁を装飾すると印象がより引き締まるでしょう。たとえば、写真のようにドア周辺の壁を石柄に変えるだけで、リラックス感のあるリゾート風の空間に。また、ドア周りや室内用窓の周囲は白色に統一されており、白い壁面やソファーとも優しくなじんでいます。

カーテンレール付窓枠にする

カーテンレール付窓枠にする

近年では窓枠とカーテンレールが一体となった「カーテンレール付窓枠」も登場しています。

金属のカーテンレールだとそっけない印象だった窓まわりも、温かみのある木材ならおしゃれなアクセントとなります。また、カーテンレールの上部が塞がれているため、熱を遮断し室内の温度が一定に保たれやすくなります。さらに光や音が漏れる心配も少なくなるなど、機能性の点でも優れているのも特長です。

エコカラットプラスを張る

エコカラットプラスを張る

壁に装飾するアイテムに、エコカラットプラスがあります。調湿や脱臭といった高い機能性を持ちながら、インテリアにさりげないアクセントを加えるおしゃれなデザインが特徴です。モダンなデザインから、アンティーク風、可愛らしいプリント柄まで幅広いデザインがあります。

写真はエコカラットプラスのデザインパッケージの一例です。上品で落ち着いた色調ながら、まるでアートパネルのような存在感を放っています。

おしゃれな壁の事例

おしゃれな壁の事例

実際に壁がどのように飾られているか、事例を見てみましょう。コーディネート例を見ながら、それぞれのポイントを解説していきます。

事例① 絵画を貼る

大きさの違う写真をランダムに並べることで、こなれた印象のインテリアに。飾られている写真はモノトーン調で、アートフレームも黒で統一しています。ドアや照明器具などとも色味が統一されており、スタイリッシュな印象の部屋になっています。

また、写真で使用されているのはマグネット対応のアクセントボードです。直接壁にアートやポスターを貼りたくないという方におすすめです。

事例② キッチンの壁を変える

事例②キッチンの壁を変える

キッチン壁の一部を変えると、派手すぎず上品なインテリアになります。タイルだと水や汚れをはじくので、清潔な空間を保つこともできます。白色のレンガブロックのようなタイルを並べればカフェのキッチンのような空間に。少し印象を変えたいなら、差し色にブルーやグリーンのタイルにしてもよいですね。

事例③ 収納もできる壁インテリア

事例③収納もできる壁インテリア

先ほど紹介したアクセントボードは、棚やフックを貼り付けておくことで、収納スペースにも早変わりします。部屋や玄関、廊下の一角に配置して、普段使うものをおしゃれに飾ってみましょう。

たとえば、鏡や香水、コートやカバン、帽子などをかける棚やフックを付ければ、毎朝の身支度スペースになり、時短にも繋がりそうです。ほかにも、カレンダーやメモなど、家族で共有する情報も目につく場所に貼っておけて便利です。

事例④ オブジェのように

事例④オブジェのように

上質な家具のような深い色のボードを壁に設置し、観葉植物やアートとともに、日用品をまるでオブジェのように配置した事例です。

床や引き戸と同系色の素材を使うことで、部屋全体に統一感が出ていますね。壁面全体に物を置けるので、部屋が片付きすっきりとした印象になっています。
同系色のアートフレームやダークな色味のテレビもよくなじみますが、写真のように白いフォトフレームや花も美しく映えます。観葉植物のグリーンとも相性が良さそうです。

事例⑤ 一部にエコカラットプラスを張る

事例⑤一部にエコカラットプラスを張る

壁の一部にエコカラットプラスを張る事例です。写真のように日本の由緒ある建築物に用いられる「縦格子」をイメージした和風デザインを壁の一部分に張るだけで、部屋を柔らかく落ち着く空間に変えてくれます。

ほかにもシックな石材風やおしゃれな幾何学模様、上品なモーブカラーなどデザインはさまざま。お好みのインテリアにぴったりマッチするものを選んでみましょう。

エコカラットプラスの4つの機能

インテリアをさりげなくおしゃれに彩ってくれるエコカラットプラスには、部屋を快適に保つ高い機能性も備えられています。

ここからは、湿度を調節する調湿機能をはじめ、不快なにおいを抑える脱臭機能、VOCなど有害物質を吸着する機能など、エコカラットプラスが持つ4つの機能について詳しく説明します。

調湿機能

1つ目は調湿機能です。湿度が高いときに湿気を吸い込み、乾燥しているときには湿気を放出して、部屋の湿度を適度に保とうとします。従来の壁材である珪藻土や調湿機能を持つ壁紙よりもその効果は高く、カビやダニなどの繁殖の抑制も期待できます。湿度がこもりがちな梅雨や、乾燥が気になる冬場でも快適な室内を期待出来るでしょう。

脱臭機能

においが気になりやすいトイレやキッチン、タバコのにおいなど、気をつけていても、日々を過ごすうちについてしまう生活臭がありますよね。
エコカラットプラスには、そんな気になるにおいを吸収してくれる脱臭効果も備わっており、複数が混ざった「複合臭」にも対応。従来の建材に比べて、高い脱臭効果が期待できます。

有害物質から守ってくれる

エコカラットプラスには、シックハウスの原因物質となるホルムアルデヒドやトルエンなどを吸着する機能も備わっています。小さなお子さんや敏感な体質の方がいる家庭にも、エコカラットプラスはおすすめです。

お手入れが簡単

高機能な建材や壁紙のなかには、水拭きが不可とされているものも少なくありません。しかし、エコカラットプラスは水拭きができてお手入れも簡単です。洗面所やキッチン※など、水まわりに張ってもきれいに保つことができます。泥汚れや皮脂汚れ、コーヒーのシミといった頑固な汚れは、洗剤を使って落とせます。
※キッチンバックは使用不可。

壁をおしゃれにして毎日を新鮮に過ごそう

壁をおしゃれにするために、壁紙を変えるだけでなく、手軽に取り付けたりするだけでインテリアを変えられる便利なアイテムもあります。調湿機能や脱臭機能を兼ね備えたエコカラットプラスのような一石二鳥の壁材もおすすめです。

壁の模様替えは、DIYでもおしゃれにする方法はたくさんあります。詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください。