暮らしの提案

いつの季節も気になる「湿度」のお話

寒い冬、空気はカラカラなのに室内の窓には結露がびっしり。暑い夏には肌にまとわりつくようなジメジメとした空気。四季のある日本では、季節によって感じる湿度が大きく変わりますね。目には見えないけれど快適さを左右する、今回はそんな湿度のお話です。

ちょうどいい湿度って?

「ちょうどいい湿度って?」のイメージ写真

湿度は、空気に含まれる水分の割合。実は温度によって空気が含むことができる水分量が異なるのをご存知ですか?空気の温度が高いほど多くの水分量を含むことができるのだそうです。私たちがよく使う「湿度」という言葉は、その時の温度に対してどの程度、水蒸気が含まれているかを示す「相対湿度」を指すことがほとんどです。では、室内で「ちょうどいい湿度」ってどれくらいでしょう?
空調設備を設置している商業ビルやオフィスなど建築物では、不特定多数の人々が衛生的かつ快適に利用できるように、温度は17℃~28℃、相対湿度は40%以上70%以下の範囲にすることが一般的といわれています。でも、私たちの住まいやお部屋で考えると、北向きと南向きのお部屋でも違うし、時間や季節、着衣によっても「ちょうどいい湿度」の感じ方は変わってきますよね。

冬の結露、どうしたらいいの?

「冬の結露、どうしたらいいの?」のイメージイラスト

冬はお部屋が乾燥して湿度が低いはずなのに、窓ガラスやサッシには結露が…。空気はカラカラなのになぜ?と感じたことはありませんか。暖かい空気には多くの水分を含むことができますが、冷たい空気には同じ量の水分を含むことができないので、溢れた水分が水滴になります。家の中で快適な室温を逃してしまう場所、それは窓をはじめとした開口部なんです。一般的な窓では、外気温により窓ガラス周辺の空気が急激に冷やされ、部屋の中側の窓で結露がおきます。理科で実験した氷水のコップと同じですね。結露は、放っておくと、家や家具の傷みの原因に。さらに結露はカビやダニの発生原因となり、そのホコリやフンがアレルギーや喘息を引き起こすとも言われています。小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭では特に心配になりますよね。
結露を防ぐ方法はいろいろ。おすすめは、内窓を付けたり、断熱性能の高い窓を選ぶなど、家そのものの断熱性能を上げるといった方法ですが、手軽にすぐできる対策は住まいの換気です。お部屋の空気の流れを変え、水蒸気を逃がすことで結露を抑える効果が。また、エアコンやオイルヒーター、ホットカーペットなど、水蒸気が発生しにくい暖房器具を使うという方法もあります。温度を高めに、湿度は低めにしておくことがポイントです。

エコカラットで湿度を調節

「エコカラットで湿度を調節」の参考グラフ

※試験結果は当社試験(相対湿度50%→90%50%にした時の吸湿/放湿量を測定)によるものです。部屋の使用条件、気象・換気などの環境条件によって異なります。

快適さを大きく左右する湿度。でも、目には見えない湿度を調節するのは、やっぱり簡単ではないですよね。そこでおすすめなのがエコカラットです。壁材自体が室内の余分な湿気を吸い、乾燥している時ははき出して湿度を調節してくれるので、冬の結露対策にピッタリ。エコカラットの調湿性は、一般的に湿気を吸収しやすいとされる珪藻土の5〜6倍、調湿壁紙の25倍以上。湿気をコントロールすることで結露を抑え、カビやダニを寄せ付けにくいお部屋にしてくれます。あなたのお部屋の気になる湿度のお悩み、エコカラットでスッキリさせてみませんか。