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目指すのはホテルライク空間。生活感のない部屋づくりのポイントとコツ

公開日:2021.3.31

自宅をスッキリと美しいインテリアに統一し、生活感のないホテルライクな部屋にしたいと思っている人は多いのではないでしょうか。海外の映画やドラマに出てくるようなスタイリッシュな空間を作り出せれば、きっと家で過ごす時間がより快適に。今回はホテルのような部屋を作るために知っておきたい具体的なポイントやコツを紹介します。

ホテルライクな空間とは

ホテルライクな空間とは

一口にホテルといっても、デザイナーホテルやクラシックホテル、リゾートホテル、高級旅館などさまざまな種類があります。まずは「ホテルの部屋に入ったときにどう感じるか」という観点で、ホテルライクな空間を構成する要素を分析してみましょう。

生活感がない

生活感がない

無駄なものがなく清潔な状態に保たれていると、非日常的でスタイリッシュな空間を演出できます。生活感がなくモデルルームのように常に整然としていると、急な来客があっても慌てずに迎え入れることができるでしょう。ものが整理整頓されていると見た目が美しいだけでなく、掃除が行き届きやすくなります。

インテリアの色使いには白を多用すると部屋全体が明るくなり、生活感のない都会的な雰囲気に。キッチンや収納などに白を取り入れると、シンプルで清潔感あふれる空間を作り出せるでしょう。

統一感がある

統一感がある

部屋の中にある家具の色や配置などに統一感があることもホテルライクな空間の特徴です。同じ空間に色を多用すると、ごちゃごちゃとして雑多な印象を与えてしまいます。

家具の配置も重要です。規則性がなく置かれていると落ち着きのない空間になってしまいますが、直線状に並べたり対角線上にレイアウトしたりすることで統一感を出すことができます。

また、部屋によってコンセプトや軸があるとまとまって見えます。例えば、家具のスタイルをモダンやアンティーク調などで統一したり、テーマカラーを決めて同じ系統の色で家具や小物を揃えるとホテルライクな空間に近づきます。

高級感がある

高級感がある

シンプルであることは大切ですが、同時に重厚感をもたせたインテリアにするとホテルライクな空間に近づきます。壁や床といったインテリアのベースとなる部分には、重みがあり高級感を感じさせるものを選ぶとよいでしょう。

また、小物やアメニティにもこだわって、上品なデザインを取り入れることがポイント。壁や床に高級感をもたせても、飾られている雑貨によってチープな印象を与えてしまうと台無しです。

デザイン性がある

空間全体のデザインを意識されていると、洗練された印象になります。たとえ、壁や床、カーテンなどにシンプルなカラーを選んだとしても、繊細なデザイン性にこだわりたいものです。

雑多な印象になるのを懸念してシンプルさを追求すると、無機質な印象になりがちです。そのような場合は、曲線を取り入れることを意識してみましょう。デザイン性を考えて、直線と曲線をバランスよく組み合わせてみるのがおすすめです。

くつろげる

整理整頓されていても、無機質で冷たい印象を与えてしまうと落ち着いてリラックスできない場合があります。ホテルライクな空間を目指すには、肩の力を抜いてくつろげる雰囲気を作ることも大切。全体的にリラックスできる部屋にしたり、スタイリッシュな部屋でも部分的にくつろげるコーナーがあったりするとよいでしょう。

くつろぎの空間を演出するには、光を効果的に使う手があります。自然光をうまく取り入れて開放感を出したり、間接照明を使って落ち着きのある雰囲気を作り出したりすることができます。また、観葉植物などのグリーンや香りもくつろぎ空間には欠かせないアイテムです。

ホテルライクな空間をつくる5つのポイント

ホテルライクな空間をつくる5つのポイント


ホテルライクな空間を作るには、どのようなポイントを心がけたらよいのでしょうか。ここでは、ホテルライクな空間をデザインするために取り入れたい5つのポイントを紹介します。

色を統一する

まず部屋全体の色を考えましょう。インテリアの配色を考える際には、ベースカラー、メインカラー、そしてアクセントカラーの3種類を決めるとよいでしょう。

ベースカラーはその空間の軸となるカラーで、床や壁、天井などに使われる色。メインカラーはテーブルやソファ、収納家具など、大型の家具に使用する色。アクセントカラーはランプやクッションなどの小さいアイテムに使われる色で、アクセントを持たせるような色です。

この3つを、黄金比率である70:25:5で組み立てていくとまとまった部屋になるといわれています。ベースカラーを決めてから、メインカラー、アクセントカラーを決めても良いですし、アクセントカラーから逆算してメインカラーを決めても面白いでしょう。

上質な素材を選ぶ

空間に高級感を持たせるには、インテリアの素材にこだわることも重要なポイントです。家具やカーペット、床、壁、カーテンなど、特に面積が大きいものは全体の印象を左右しやすいため、素材に注意して選ぶとよいでしょう。例えば、無垢材を利用した家具やテキスタイルにこだわったラグ、美しい木材や大理石を使用した床材、魅力的な風合いのある素材を利用した壁などを取り入れると高級感が出ます。

また、ホテルというと心地よいベッドを想像する人も多いでしょう。旅先で訪れるホテルを思い出してみると、上質なリネンが敷かれた清潔なベッドが頭に浮かびます。寝室のリネンにこだわれば、見た目だけでなく肌触りからも高級感を感じることができます。

照明を立体的に使用する

照明を立体的に使用する

照明もインテリアが与える印象を左右する重要なポイントです。オン・オフだけでなく、照明器具には明るさをコントロールできる調光機能がついたタイプもあります。リラックスしたいときにはトーンを落とすと柔らかい光になり、ホテルのような落ち着いた空間にすることができるでしょう。作業や読書をするときなど、明るさが必要な場合には調節することができると便利です。

シーリングライトなどの主照明とテーブルライトやスタンドライトなどの間接照明を設置し、時間帯やその時の気分に合わせてうまく活用する手もあります。複数の間接照明をセッティングし組み合わせて使うと、立体感のあるライティングを作り上げることができます。

隠す収納を徹底する

空間から生活感を感じさせないようにするには、隠す収納を活用するとよいでしょう。特に生活感が出てしまうのは、家電の配線。ごちゃごちゃしてしまうだけでなく、埃が溜まりやすくなってしまいます。コードボックスにまとめたり、家具の死角となる場所に収納したり、目につかないように片付けましょう。また、ゴミ箱も生活感を漂わせてしまうアイテムです。棚の下に隠したり、壁や周囲の家具と同じ色にすると目立たなくなります。

逆に、隠すと不便なものや隠したくないものは、見せる収納にしましょう。シェルフを使ってお気に入りの本を飾るように収納したり、アクセサリーや帽子をショップのようにディスプレイして並べたりするとおしゃれです。

シンメトリーに配置する

シンメトリーとは左右対称のことで、均整の取れた美しさは見る人に安定感や安心感をもたらす効果があると言われています。古くから西洋で建築やインテリアに取り入れられてきた手法です。小物を購入する際は、ペアや偶数で買い揃えると簡単にシンメトリーが実現できます。ベッドのサイドボードやスタンド、ソファの上に置くクッション、壁に飾る絵画などから揃えてみると、手軽で効果が感じやすいでしょう。シンメトリーは海外のホテルでも多く取り入れられており、簡単な工夫でホテルライクの美しい空間を実現できます。

ホテルライクなインテリアにするコツ

ホテルライクなインテリアにするコツ

ホテルライクな空間を実現し理想の部屋を作るためには、何から始めたらよいでしょうか。今すぐ実践できるホテルライクな部屋づくりのコツやヒントを紹介します。

クッションは多めに

ホテルのベッドやソファといえば、たくさんの枕やクッションが置かれています。海外のラグジュアリーなホテルでも、クッションは見た目も美しいアイテムとしてインテリアに取り入れられています。シンメトリーな配置を意識してレイアウトするとよいでしょう。質感にもこだわって選ぶと使い心地もよく、読書やテレビを見る時間に背もたれや肘置きとして使える便利アイテムになります。

枕やクッションはカバーを変えるだけで手軽に雰囲気を変えることができるので、気分転換にもなるでしょう。また、面積の大きい家具やカーテン、壁と違ってアクセントカラーとしても使うことができます。部屋全体はベーシックで落ち着いた色でまとめても、クッションカバーには強い色や柄物を選ぶとコントラストが出ておしゃれに見えます。

観葉植物でグリーンをプラス

観葉植物でグリーンをプラス

部屋の色を統一したり、モノトーンで落ち着かせたりすると空間がすっきり見えますが、無機質になってしまいがちです。そのような場合は、観葉植物などのグリーンを置くとアクセントにもなり、癒し効果も期待できます。パキラなど大きいものをリビングの窓際に置くと雰囲気を大きく変えてくれるでしょう。小さいものはデスクや戸棚の上にさりげなく飾るとおしゃれです。

お気に入りのアートは厳選して

お気に入りのアートは厳選して

グリーンと同様に、アートも部屋のアクセントになります。来客時の話題にもなりやすいので、自分の趣味やこだわりに合わせて選ぶとよいでしょう。ホテルの寝室でも、絵画がかかっていることがよくあります。ただし、飾りすぎるとごちゃごちゃとした印象を与えてしまうので、部屋全体のバランスを意識し、厳選したものを数点飾るのがおすすめです。また、季節やイベントなどに合わせて定期的に差し替えてもよいでしょう。

掃除はこまめに

清潔感のある空間を保つためには、当然のことながらこまめに掃除をすることが大切です。どれだけインテリアにこだわっても、物が散らかっていたりほこりが被っていたりすると、ホテルライクから遠ざかってしまいます。忙しい人や掃除が苦手な人は、お掃除ロボットなどを活用すれば手間を軽減することができます。床に物を置きっぱなしにすることもなくなり、綺麗な状態を保つことができます。

ホテルライクな部屋の壁にはエコカラットプラス

ホテルライクな部屋の壁にはエコカラットプラス

部屋全体の印象を決める壁はホテルライクな部屋づくりにおいてベースとなる重要なパーツです。エコカラットプラスは、ホテルライクな空間づくりに重要な高級感やデザイン性に優れた壁材です。また、機能的であるため、日々の暮らしが心地よいものとなるでしょう。エコカラットプラスの特長を紹介します。

調湿機能に優れる

エコカラットプラスは、部屋の湿度が高くなると湿気を吸い、湿度が低くなると湿気を出す調湿機能を備えています。湿度が高い場合には、結露やカビ、ダニなどの問題を抑制することが期待でき、冬場には空気の過乾燥を抑制してくれます。湿度変動が安定することによって、年間を通して自然と心地よい空間を作ってくれるでしょう。快適で過ごしやすい空間は、ホテルライクな部屋の条件です。

脱臭効果がある

気を付けていても、生活している中でニオイを完全にシャットアウトするのは困難です。エコカラットプラスはニオイの4大悪臭成分といわれるアンモニア(トイレ臭)、トリメチルアミン(生ゴミ臭)、硫化水素(タバコ臭)、メチルメルカプタン(ペット臭)を吸着する効果があります。珪藻土や壁紙よりも優れた脱臭力を発揮します。換気だけでは消せない生活悪臭をしっかりクリーニングしてくれる点は心強いでしょう。どうしても残ってしまう生ゴミやタバコの臭いを軽減してくれるので、住まいのあらゆる空間で重宝します。

お掃除が楽

機能性の高い壁材だと掃除が難しいのでは、と思われるかもしれませんが、エコカラットプラスは水拭き掃除が可能です。自分で簡単にお手入れしながら、清潔感を保つことができるのは嬉しい点です。泥よごれや皮脂よごれ、コーヒー染み、タバコのヤニなどの気になる箇所には家庭用洗剤も使用できます。

デザインが豊富

デザインが豊富<

エコカラットプラスのデザインは30種類以上あるため、自分の理想のデザインに近いものがきっと見つかるでしょう。シンプルでクラシックなものからヴィンテージ風、モダンなもの、ナチュラルなものまで、豊富なデザインや質感が用意されおり、それぞれにカラーバリエーションが展開されています。

ホテルライクな部屋におすすめのデザイン

ホテルライクな部屋におすすめのデザイン

エコカラットプラスの「スモークウッド」は、木目柄と曲面レリーフが特徴のデザインです。ダークで落ち着いた空間にしたい場合におすすめです。

上質な質感がホテルライクな空間を演出します。大理石のような高級感を出したいなら、「ストーングレース」。大きな砂岩の流れ模様がラグジュアリーな空間を作り上げます。

ホテルライクな部屋におすすめのデザイン

シンプルな中にさりげなくデザイン性を入れたい場合は、「ニュートランス」がぴったりでしょう。幾何学的なレリーフが特徴的で、スタイリッシュでデザイナーズホテルのようです。

上記で紹介させていただいた他にも、ホテルライクな部屋にぴったりなデザインが豊富にありますので、ショールームやカタログなどで、そのデザイン性や機能性をぜひ確かめてみてください。

ホテルライクな部屋で日常に非日常を

ホテルライクな部屋づくりのポイントやインテリアのコツを紹介しました。ホテルの部屋にくつろぎを感じるのは、余計なものや雑音が排除され、日常から切り離されたと感じる空間であるからです。まずは、日々の生活をシンプルにしてみることからはじめてみるとよいかもしれませんね。