事前に下地の不陸をチェックします。不陸がひどい場合はパテなどで下地補修します。くぎ、またはねじ頭が下地表面から突き出ないようにしてください。
エコカラットプラスを張る位置に壁紙が張られている場合は、 壁紙を剥がしてから施工するのが基本です。
墨出しは、下げ振り、水平器を使い、水平・垂直の基準墨を出します。
割り付ける際、端部に小さな切り物が入らないようにします。養生シートを床に敷いて、汚れや傷がつかないようにしてください。
直線カットはペンシルカッター、またはプラ板用カッターやロータリーカッターで傷を付け、割ります。
直角な架台などの上で、面全体を押さえて押し割るか、両手で持ち折ることでも割れます。
切断面はサンドペーパーなどで研磨します。
専用接着剤(スーパーエコぬーるG)をクシ目コテを用い、下地全面に塗りつけます。
水平・垂直墨に合わせ、塗布した接着剤にクシ目コテでクシ目を立てます。
※ 商品により推奨クシ目が異なります。1回あたりの塗布面積は、1.5㎡以下にしてください。張付け作業時間は、接着剤塗り付け後、夏場15分、冬場30分を目安としてください。
割付けに基づいてエコカラットプラスを、手でもみ込むように圧着で張っていきます。目地は、商品の仕様に合わせて調整してください。
※ 使用するエコカラットプラスにより、突き付けて張るものと目地調整が必要なものがあります。※ 目地部からはみ出た接着剤は、張付け後直ちに皮すき、へら等を用いて取り除いて下さい。
全体を張り終えたら仕上がりの検査を行い、汚れなどがある場合は取り除いてください。
手あか程度であれば、プラスチック消しゴムで落とせます。接着剤がエコカラットプラス表面に付着した場合は、硬化する前に湿ったウエスなどで拭き取ってください。拭き残した部分が硬化してしまった場合は、家庭用洗剤を吹きかけ、ティッシュやウエスで擦り取ってください。
見切材や、コーキングなどを使用し、美しい納まりを実現します。
エコカラットプラスを洗面などの水がかりがある部位で使用する場合、取り合い部ではシーリング処理をしてください。水がかりのある部位では、カラットコークは使えません。空目地、モルタル目地、カラットコークなどを用いると、エコカラットプラスが汚れたり変色する恐れがありますのでご注意ください。